ビリフィーチョ・イタリアーノ (Birrificio Italiano)

Delia 

デリア
 

現在では約600のクラフトビールの醸造所があるというイタリアですが、このアゴスティーノとステファノ兄弟が設立した、ビリフィーチョ・イタリアーノは1996年の設立。イタリアにまだクラフトビールというものがメジャーになっていない時代でした。ドイツで醸造について学び、イタリアのビールの大手「ポレッティ」(モレッティとは別ですよ)で経験を積んだアゴスティーノはロンバルディア州で初めてのクラフトビール醸造所兼パブをつくります。イタリアのクラフトビールの立役者であるアゴスティーノのビールで代表的なものはシリーズ化しているピルスナー。ピルスナーシリーズの第4弾のデリアは、アゴスティーノの彼女の名前です。ドイツの新種のホップ、ポラリスを使用。アゴスティーノは自他とも認める「ホップ♡ラブ」なので、ポラリスが販売される2年前からホップ業者と意見を交換しあい、やっと販売されつかえることになったそうです。アゴスティーノの彼女、デリアさんは長身できれいでチャーミング。ポラリスのフルーティーな香りと味わい、ハーブ香がとても爽やかなこのピルスナーはまさにデリアのためにつくられたビールでしょう。さすがイタリア男、やることがすごい。

 

スタイル ピルスナー
Alc. 4.3%
Food Pairing お刺身やお寿司など生魚、サラダ

    

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Fleurette 

フルレッテ
 

10年前にはじめてビリフィーチョ・イタリアーノに行った時、暑い夏でした。醸造所についてはじめに飲んだビールがこのフルレッテでした。その時の感動を今でも覚えています。小さなバラの花をつぼみのまま、黒胡椒、レモンやオレンジの花からのハチミツ、ニワトコの実(エルダーベリー)を使っています。年によってはすみれの花を使っていたり。乙女心をくすぐる、ピンクがかったオレンジ色はニワトコの実から。素晴らしいフローラルな香りからのハチミツの甘さがすっときて、そこから黒胡椒のピリッとしたフィニッシュにつながっていきます。年に一度しか醸造しないというビール。来年もお楽しみに。

 

 

スタイル オリジナルレシピ
Alc. 4%
Food Pairing 食前酒として、フレッシュなフルーツと
(桃や洋ナシ)、フルーツをつかったジェラートと

    

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Vudu 

ヴーデュ
 

ドイツで醸造を学んだアゴスティーノのつくるドイツスタイルのヴュンケル・ヴァイツェン。ビリフィーチョ・イタリアーノの90%以上のビールがイタリアで消費されている中、輸出をしているのはドイツ、アメリカそして日本。なぐりこみをかけるかのようにドイツに輸出されているヴーデュは「ドイツで売上がよくて、実は自分でもちょっと嬉しいんだ」とアゴスティーノ。本場ドイツ人も納得させるイタリア発ドイツスタイルビールです。フル・ボディでとてもリッチ。それでいてバランスのいい酸味も感じられます。チョコレートやフルーツ、スパイスのような複雑な香りも特徴的です。

 

 

スタイル ダーク・ヴァイツェン
Alc. 5.5%
Food Pairing 赤身のお肉、ローストしたイモ類、リッチなデザートと

    

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Amber Shock 

アンバーショック

 

  

1996年にビリフィーチョ・イタリアーノが設立された時にアゴスティーノは他の醸造所と相談し「イタリア・マイクロブルワリー協会」を設立します。設立当時の入会した醸造所の数はたった4社ほど。「その当時はイタリア内外の展示会にみんなでまわっていたよ。割と真面目に必死だった。笑」今となってはいい思い出なのかもしれません。そんなアゴスティーノのピルスナーに負けないビールがこのアンバーショックです。彼のピルスナーがすばらしい旋律をかなでるとすると、こちらはまさに「シンフォニー」のようなビールです。はじめに力強いカラメル香、そのあとにチェリーやバナナ、オレンジやビターレモンのフルーティーな香りが、そのあとに続く、甘いようなそれでいてナッツのような香ばしい味わいがビールのボディと同化します。

 

スタイル アンバー
Alc. 7%
スパイス 中国茶 Chun Mee
Food Pairing 肉料理全般、特におすすめは鴨やうずらをつかった
料理、クリーミーなチーズと

    

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